Cockatoo Lake Reserve

オーストラリア

この日はキャンプサイトを出る前に散策で時間を使ったので、わずか150km先の別のサイトへ。

州境にあるゴミ箱。

Quarantine とは検疫。バイクを引き取れなかった苦い思い出の単語だ。

自然保護のため、フルーツに野菜、植物、家畜などが原則持ち込み禁止。

「もし持っていたら、この黄色い箱に捨てていきなさいよ」というもの。

国土が広く警察官の担当範囲の大きすぎるオーストラリアで、どれだけ取り締まりの実効性があるのだろうか。

ともあれここからVictoria州をでて、South Australia州だ。

そして明るいうちに、次のキャンプサイトへ到着。

この Cockatoo Lake Reserve は、景観という一点で深く思い出に残っている。

良い写真が撮れていないので良さを伝えきることができないが、楽園にでもたどり着いたかのような心持ちだった。

気持ちのいい芝生と、凪いだ湖と、起伏がないため遠くまで抜ける青空。

あまりに気に入って、旅も始まったばかりだと言うのに2泊もしてしまった。

僕としては、キャンプとして楽しむためには2泊は最低限必要だと思っている。

1泊だと、到着してテントを立ててご飯を作ったらもう暗くなってしまう。

朝の爽やかさ、昼の和やかさ、太陽の光の下での散策、それらは、1泊での移動では満喫することはできない。

しかしこのサイトは、随分と寒くもあった。

湖から冷たい風が吹いてくるのだ。

日中はなんともないが、夕暮れ以降がきつい。

バイクとテントとタープの配置もそれが理由だ。

バイクは気休めでしかないが、風上に。

テントは入り口を風下に向けて、その後ろに居場所であるタープを設置。

このテント モンベル クロノスドーム 2型は、山用なので全高が低い。

強風に耐えるための設計だが、その分居住性には劣り、またこのような風除けとしての用途には向かない。

上から横から、冷たい風が回り込んでくる。

だからタープはテントに接触させて、せめて上からの風の回り込みを防いでいる。

木の近くにテントを張りたくなってしまうのは何故なんだろうか。

雨よけ? どんなに葉が密でも、いずれたれてくるので意味はない。

雷よけ? むしろ高さのあるものから離れた方が安全。

日よけ? 朝と夜で日光の向きが変わるから、ここは好みか。僕は、朝日でテント内が茹だらないように日よけは東側に置く派。

でも、狩猟採集時代の昔からの、安心を求める本能のような気もする。

この写真の木はそれなりに大きくてかっこいい。

テント前に座ったときの景観を求めて場所を決めたが、この木に引かれたんだろう。

パタゴニアの吹きさらしでのキャンプなどを思い起こせば、このサイトの安心感というものはとても大きい。

オーストラリアの夕日はいい。スケールが大きい。

この太陽の位置、日本なら山に阻まれて、とっくに真っ暗になっているだろう。

やはり木がとても良い雰囲気を出している。

川魚を捕るたぐいの鳥かな。

僕はなんとなく物珍しいので写真を撮っているだけだが、オーストラリアは鳥も色んなのがいて楽しい。

ちなみにこの湖の名前になっている Cockatoo は、オウムの一種だそうだ。

この画像は必ずしもオーストラリアの鳥ではないが、オーストラリアにも色んな面白い鶏冠をした Cockatoo がいる。

狙ってたどり着けるものではない海外での絶景キャンプサイト。

ここを見つけた喜びは、言葉では言い表せない。

もしまた機会があるのなら、絶対に訪れたい場所のひとつだ。

めぐり合わせに、感謝。

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