Oodnadatta Track を進むと、William Creekの町に着いた。
creekは「小川、入り江」という意味なので、この町も水を基点に作られたことがわかる。
昔の人は、「あそこに行けば水がある」ということが、名前で判別できたんだろう。
カタカナで地名を読んでしまうと、全部意味のない音になってしまうから損だ。


この町はほぼ素通りしてしまったが、かつてCattle King(畜牛の王)と呼ばれたSidney Kidmanの牧場の拠点でもあったらしい。
あなたも、オーストラリアの牛肉にはなじみがあるだろう。
その牛は、こんな荒野で育っているのかもしれないのだ。
また、彼が興した会社はまだ存続しているらしいから、そこで生産された牛肉を僕らは食べているのかもしれない。
Coober Pedyへ
この町からは、いったんOodnadatta Trackを出て、Stuart Highwayに向かった。
見てみたい町があったからだ。
それはCoober Pedy(クーバーペディ)という町で、岩を掘ったホテルに泊まることができる、鉱山の町なのだ。
鉱山の町Coober Pedy

ここの鉱山で採れたのはオパールで、かつてはゴールドラッシュならぬオパールラッシュの時代があった。


この辺りのいたるところが掘り起こされた。
そして、せっかく穴があるからと、そこをちょっと広げて、家にしてしまったのだ。


家どころか、お店や郵便局まで洞窟だった。
掘った穴がいかに余っていたかがわかるというものだ。
地下は日差しが防げて涼しいからというのも大きな理由だろう。


岩を掘った宿
宿はいつものように相部屋のホステルにしたが、そんな安宿でも洞窟だ。
こんな臨場感のある階段を降りていく。

廊下もベッドルームもぜんぶ岩。
いるだけで楽しい。



クーバーペディでカンガルーと触れ合う
この町にはカンガルーの保護施設なんかもあって、かわいいカンガルーと触れ合ってきた。


授乳タイムに合わせて行くと、赤ちゃんカンガルーに触ることができる。



このまま大きくならないなら飼ってみたいもんだ。
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