この日はCockatoo Lake Reserve から、White Criffs Reserve へ移動。
だいたい550kmほどの移動。
一日の移動距離としてはこのくらいがちょうどいいと感じる。
この旅では最高で1日1000キロを超えたことがあるが、そこまで頑張ってしまうと、次の日は疲れて旅を楽しむどころじゃあなくなる。
あれはリトアニアからポーランドを突っ切って、ドイツのハンブルグまで行ったときだったかな。
バイクを修理に出す日程を1日間違えていて、大慌てで2日分の距離を移動したんだった。
話がそれたが、この日走っていた道路はこんな感じ。

並木が立っているあたり、まだ人の手がきちんと入っている。
大きなピンク色の塩湖
そんなふうに平和で安全なライドだと油断していたら、視界にありえない色彩が飛び込んでくる。

これはなんだろう?
あなたなら、どこまで入っていきますか?
せっかくここまでやってきたんだから、まぁ周りの人が行っているあたりまでは行きたい。

中まで入ってみると、正体は塩湖だった。
綺麗だなと思う一方で、色が色だけに血の色も連想してしまって、不気味さもある。
向こう岸は、見えてはいるけどもまぁでかい。
地面のでこぼこはなんなんだろう、と寄ってみるとこんなかんじ。


飛んできた葉や枝に塩が結晶化しているんだろうか、綺麗でもあり、不気味でもある。
ピンクになっている道理はよくわからないけど、ミネラルとか、バクテリアとか、そういうものの仕業だろう。
記事には塩湖と書いたけど、僕は知らずに遭遇したので、いい驚きを楽しむことができた。
でも、昔のアボリジニなんかは、どう思っていたんだろう?
生活の上では塩は貴重で、栄養源としても調味料としてもこの湖は宝物だっただろう。
しかしこの色は本当に不気味じゃないか?
「昔大きな戦いがあって、たくさんの人が死んで、彼らの呪いが残っているんだ」とか、部族の長老に言われたりしたら信じてしまいそうだ。
次のキャンプ地へ
途中にあるアデレードの街で、キャンプで使うバーナーの燃料だけ仕入れてまた移動。



次のキャンプ地に向かうオフロードに入る。

このあたりは良くならされ、固められていて、雨さえなければオフ車でなくても問題なさそうだ。
せっかくオフも行けるバイクを選んだのだから、どんどん未舗装路に入って行きたい。
そして無事にたどり着いた White Criffs Reserve はまた、いろいろと思い出に残る場所のひとつだった。
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